「学校に行きたくない」と言い始めた時、
その背景というのは千差万別です。
しかし、一つ注目してほしいことは、その裏には、子供ながらの何らかの
感情と、思考があるということです。
親は、どうしても、行動(学校に行かないとか、サボるとか)にとらわれ
て、行かせるという行動を取らせるにはどうすればよいかとか、行かせな
いで休ませるなら、勉強の遅れをどうすればよいかとかそのようなことに
不安を感じます。不安を感じるのは当然です。
そして、その解決のために、学校に相談に行って、保健室登校や短時間登
校、行事だけの登校、あるいは、家で勉強させる方法を考えるとか、転校
するとかいろいろな対策を取ろうとします。
このような対策が、間違っているということはないのですが、
その前にして頂きたいことがあります。
『学校へ行きたくない』という、
子供の気持ち、感情と思考をしっかりと受け止めてあげる
子供は、「学校に行く」という刺激に対して、何らかの
ネガティブなイヤな感情(怒り・不安・怖い・悲しい等)を抱いたので、
「学校に行くのは、自分にとって危険だ。行かないほうがいい」と思考、
「不登校」という行動をとっているわけです。
ですから、親がまずは、
子供の感情をしっかり、受容してあげること
これが、最初にやるべきことです。
「学校に行かないと勉強遅れちゃうよ。だめじゃない。」
と最初に叱責してしまうことは、避けて下さい。
親は自分の味方になって応援してくれてるのだという実感を持たせてあげ
ることがとても大切です。気持ちが受容されるということは、とても
大切なことです。ここで、受容されないと、心理的に不安な状態が高ま
り、解決からは、益々遠ざかることになります。
心理的に安全でないと感じると、人は防衛反応というものを起こします。
攻撃する、戦う、あるいは、逃げる、ひきこもるという反応をとるようになります。
本物の危険に対する防衛反応なら役に立ちますが、ただ心理的に安全ではないと
いうことから来る慢性的な防衛反応は、精神を疲弊させるだけでなく、身体までも
疲弊させていくので、慢性的な疲労感にもつながっていき、体調が悪くなってきます。
腹痛・体調不良・動けないという身体症状も、当人が嘘をついているのではなく、本当
に苦しんているのです。